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前立腺がんは早期発見・早期治療が大切です。前立腺がんの原因、症状、検査、治療を知っておきましょう!

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> 前立腺肥大症の治療

前立腺肥大症の治療
(薬物療法・温熱療法・手術療法)

目次



前立腺肥大症の治療とは


 前立腺肥大症の治療は大きく分けると、薬物治療、物理治療(温熱療法など)、手術療法の3つに分類されます。以前の前立腺肥大症の治療といえば手術療法がメインでしたが、治療法の進歩によって手術による治療は減ってきています。

 治療は薬物療法から始めて経過を見るのが一般的で、必要に応じて手術療法などを行います。もちろん、症状がかなり進行している場合は初めから手術療法を行うこともあります。以前の手術といえば開腹による外科手術でしたが、内視鏡治療の発達によって開腹せずに治療が行えるようになってきています。

 治療法にはそれぞれメリット、デメリットがあります。治療に際しては医師が患者の年齢や体力、仕事や生活の状況などを考慮した上で判断します。治療を受けるにあたっては、医師から治療法やその効果などの説明を十分に受け、納得した上で治療を受けるようにしましょう。

前立腺肥大症の治療@ 薬物療法


 前立腺肥大症の治療においてまず選択されるのが薬物治療です。薬物治療は大きく分けると、男性ホルモンの働きを抑制する「抗男性ホルモン薬」、排尿障害を解消する「α1受容体遮断薬」、副作用の心配がなくてじっくり効く「生薬、漢方薬」の3つに分類されます。

≪抗男性ホルモン薬≫

 前立腺は男性ホルモンによって支配されており、男性ホルモンの働きが強くなることによって前立腺も肥大すると考えられています。そのため、男性ホルモンの働きを抑える働きのある女性ホルモンを利用して作られたのが抗男性ホルモン薬です。

 抗男性ホルモン薬には即効性はありませんが、服用を開始してから2週間ほどで排尿障害などの症状が緩和してきます。通常は4〜16週間抗男性ホルモン薬を飲み続け、症状の緩和や前立腺肥大を防止します。服用している患者の20〜30%で前立腺が小さくなる効果も見られますが、服用を中止すると前立腺が治療前の大きさに戻ってしまう事もわかっています。

≪α1受容体遮断薬≫

 前立腺には膀胱の下で尿が漏れないようにする働きがあり、それには前立腺にある平滑筋が働いています。α1受容体遮断薬は平滑筋にあるα1受容体を遮断して平滑筋の働きを抑え、前立腺の緊張を解いて尿道を広げる働きがあります。

 このα1受容体遮断薬には肥大した前立腺を小さくする効果はなく、排尿障害などを緩和するために使用するため、前立腺肥大症の根本的な治療にはなりません。しかし、排尿障害に特に治療効果を発揮するため、現在、前立腺肥大症に伴う排尿困難の治療薬として最も多く使用されています。

≪生薬・漢方薬≫

 生薬や漢方薬は天然成分由来のために副作用がほとんどないため、昔から世界中で幅広く使われてきました。前立腺肥大の治療においては、手術療法が行えない高齢者や、抗男性ホルモン薬、α1受容体遮断薬が使えない人などに生薬や漢方薬が使用されます。生薬とは植物から有効成分を抽出して作ったもので、前立腺疾患にはセルニルトンとエビプロスタットが古くから使われてきました。いずれも肥大した前立腺を小さくする働きはありませんが、排尿を促進したり、むくみをとるなどの効果があります。

 また、前立腺疾患に使用されている漢方薬には、六味地黄丸(ろくみじおうがん)、八味地黄丸(はちみじおうがん)、猪苓湯(ちょれいとう)、清心蓮子飲(せいしんれんしいん)、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)などがあります。いずれも生薬と同様に排尿促進やむくみの解消の効果があります。


前立腺肥大症の治療A 温熱療法


 温熱療法とは、高周波やマイクロ波などのエネルギー波を患部に当て、細胞を熱で変性させたり、凝固させる治療法です。前立腺肥大症では前立腺を温めて患部を小さくし、尿道への圧迫を和らげます。この温熱療法は前立腺肥大症の治療法の中では、最も患者負担の軽い治療法です。

 治療方法としては、エネルギー波を発するプローフと呼ばれる発振子を直腸や尿道から入れて患部を温めます。治療は週1〜2回で、数回から10回ほど行います。

 これにより、自覚症状の50〜80%が改善するとされていますが、根本治療ではないために治療をやめると半年〜1年ほどでまた症状は元に戻ってしまいます。また、症状がかなり進行した前立腺肥大症にはあまり効果が期待できません。そのため、この治療法は薬物療法で効果がみられない人や難しい人、前立腺肥大が軽度の人に向いています

前立腺肥大症の治療B 手術療法


 薬物療法や温熱療法などで前立腺肥大症の症状が改善しない場合や、病期が進んでいる場合には、手術療法が行われます。手術と聞くと開腹による外科手術を想像しがちですが、最近では内視鏡で手術が行えるようになってきました。開腹手術では患者負担が大きく入院期間も長くなってしまいますが、内視鏡手術であれば患者負担も少なく、入院期間も短くてすみます。

 内視鏡手術の中でも最もよく行われているのが、TURPと呼ばれる経尿道的前立腺切除術という手術です。これは尿道から内視鏡を入れて患部を確認し、内視鏡の先についている電気メスによって患部を切除する手術法です。この手術では痛みがなく、出血も少なく、傷跡も残らないというメリットがありますが、技術的に難しい手術になるので医師が技術を習得するのに時間がかかります。

 メリットの多い内視鏡手術ですが、誰でも受けられる訳ではありません。特に前立腺肥大症の患者には高齢者が多いため、体力的に手術に耐えられるかを慎重に判断しなければなりません。また、手術には少なからず合併症などの副作用を伴う事もあります。種j通を受ける際には、手術の内容や効果、合併症、術後の生活などについて医師から十分に説明を受け、納得した上で受けるようにしましょう。



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